[iOS] 知っておいて損はない App Store のアプリのリンク URL についての Tips
アプリリンク
iOS アプリが完成してリリース申請して Ready for Sale になったら、次に待っているのはアプリの告知です。アプリを Web サイトで公開したりシェアしたりするときに使うのがアプリのリンク URL ですが、このリンク URL に関するちょっとした小ネタをご紹介したいと思います。
Link Maker
まずはじめにリンクの作成方法です。iTunes Store、App Store、iBooks Store、Mac App Store のリンクを作成する 「Link Maker」 というツールが公式で用意されています。Link Maker を使うとアプリを検索するだけで簡単にリンク URL を生成することができます。
https://linkmaker.itunes.apple.com/
検索ワードを入力すると、自分のアプリを見つけることができます。
アプリの右側にある「iPhone App リンク」をクリックすると、リンク用の HTML コードを取得できます。
コードはこんな感じです(大きいボタン)。
<a href="https://itunes.apple.com/jp/app/sushi-man/id901754200?mt=8&uo=4" target="itunes_store" style="display:inline-block;overflow:hidden;background:url(https://linkmaker.itunes.apple.com/htmlResources/assets/ja_jp//images/web/linkmaker/badge_appstore-lrg.png) no-repeat;width:135px;height:40px;@media only screen{background-image:url(https://linkmaker.itunes.apple.com/htmlResources/assets/ja_jp//images/web/linkmaker/badge_appstore-lrg.svg);}"></a>
また、類似ツールとして「Banner Builder」というのもあります。これはアプリのバナーを作成するためのツールです。次のようなバナーを作成することができます。Web ページにさり気なく挟み込みたいときに便利ですね。
リンク URL のパラメータは一体何?
上記で作成した URL は次のようになっています。
https://itunes.apple.com/jp/app/sushi-man/id901754200?mt=8&uo=4
ここで1つの疑問点。パラメータに付いている mt=8 や uo=4 って一体何もの??ということでスッキリするために調べました。
mt = Media Types
mt はリンク先がどのどうなメディアの種類か示すパラメータです。iOS アプリは Mobile Software Applications なので mt=8 が入ります。
1 | Music |
---|---|
2 | Podcasts |
3 | Audiobooks |
4 | TV Shows |
5 | Music Videos |
6 | Movies |
7 | iPod Games |
8 | Mobile Software Applications |
9 | Ringtones |
10 | iTunes U |
11 | E-Books |
12 | Desktop Apps |
l = Language
l は言語のパラメータです。en や ja といった値が入ります(詳細はこちら)。
国に関する設定は https://itunes.apple.com/en/... や https://itunes.apple.com/jp/... などのように指定できますが、これらは意味が異なる点に注意してください。https://itunes.apple.com/en/... はどの国の App Store を参照するか設定するとき、l は表示言語を設定するときに指定します。
ls = Load Store
ls はリンク先にアクセスしたときに iTunes を起動するか否かを設定するパラメータです。ls=1 を設定するとアクセスしたときに iTunes を起動して対象のアプリの詳細画面にアクセスします。
uo = Unique Origin
uo は、この URL にアクセスしてきたときにどのような情報源から来たのか識別するためのパラメータです。uo=4 は iTunes アフィリエイトリンクを指します。このパラメータはあっても無くても差し支えないので、特に必要のない場合は削除して構いません。
その他にもあります
上記は iOS アプリでよく利用するパラメータですが、これ以外にもいくつかのパラメータは存在します。こちらに詳しく書いてありますので、参考にしてください。
ちなみにこれらのパラメータは無くてもアクセスできます。きっと Apple が何かしら集計しているんだろうなぁ…と思います。
ショートカット URL
アプリのリンク URL は、以下のような形式を目にすることが多いと思います。
https://itunes.apple.com/jp/app/sushi-man/id901754200?mt=8
Apple ではこれより更に短いショートカット URL を用意しています。これを使うとアプリ名によっては約半分程度短縮することができます。アプリに埋め込むとき や ソーシャルシェア するときに使えそうですね!
この短縮 URL は http://appstore.com/<アプリ名> という形式で指定します。アプリ名には、本来のアプリ名から次の文字を除外した文字が入ります。sushi-man がアプリ名であれば sushiman ですね。
!¡"#$%'()*+,\-./:;<=>¿?@[\]^_`{|}~
アプリ製作者のアプリ一覧も短縮 URL にすることができます。underscore, Inc であれば underscoreinc ですね。
http://appstore.com/underscoreinc
形式についての詳細は次のドキュメントをご覧ください。
https://developer.apple.com/library/ios/qa/qa1633/_index.html
まとめ
アプリのリンク URL に関する小ネタをお送りしました。他にもこんなのあるよ〜!っていうのがあればコメント欄にてご連絡ください!